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日々是好日人のダベリ

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『謡曲』の発表会と『立命館大能楽部80周年』を観る!

 私が謡いでお世話になっております武田謳楽会の発表会が、5月24日に観世会館で開催され、素謡『砧』のシテ方をお披きいたしました。『砧』の内容は、場所は筑前芦屋に住まいする大身の武士の女房がシテで、夫が都へ単身赴任して三年経って夫への想いが募っていた時に夫の使いという夕霧と言う女が、今年の秋には主人が帰れると言いに現れ、女房と一緒に束の間の日々を過ごす。何処からともなく、タントンと叩く音がするので何の音か女房が女に聞くと、絹を練るために砧で絹を打っている音だと言う。昔、中国の漢の時代に囚われの身となった武帝の家来蘇武の耳に、夫の身を案じつつ妻が打つ砧の音が遠く離れていても聞こえたと言う故事にならい、早速、女と女房は一緒に砧を打って夫の帰りを待っていたが、急に夫が今年も帰れなくなったという知らせ聞き、他に良い女の人でも・・・。夫を嫉妬し恨んで床に臥せり死んでしまう。知らせを受け故郷へ帰った夫は、梓弓で妻の霊を呼戻し弔うと恋慕の深い業に囚われて、因果の妄執から抜け出せない地獄の苦しみを訴えるが、夫が唱える法華経の功徳によって成仏を果たす物語りで、夫に恋い焦がれる女房の執念情念をジットリと謡うように心がけましたが・・。日を置いて立命能は、6月14日の観世会館で大学のOB・OGと現役生の数多くの演目と演者が登場の発表会でした。新作能で師匠の青木道喜師が作られた『犀龍小太郎』が披露されました。あらすじは、長野県の民話からの題材とかで安曇野が山々の間に囲まれた湖であった頃大きな岩で塞がれて川の下流に水が来ず、水不足で作物が採れず村人が貧しい暮らしをしておりました。それを見た湖に住む龍女・犀龍は、わが子の小太郎を村の役に立つよう山のおばばに託して人間の子供として育てる。成人した小太郎は母である犀龍と共に湖の水を堰き止めている大岩を砕こうとしますがびくともしません。疲れて傷ついた二人の前に、父の白龍王が現れ、親子三人で力を合わせ、大岩をついに打ち砕きます。湖からの水が流れ、後には広々とした耕地が出来て、村の人々に豊かな平和が訪れたのでした。前場の小太郎が大人になる迄の健気な姿で、若武者の面と衣装。後場は龍の冠りで赤毛を着けて母・犀龍と一緒に岩を砕く場面にも鳴り物拍子にも上手く工夫がされて迫力が伝わって来ました。言葉はほぼ現代語で筋も単純で分かり易く、和製ミュージカルの様で狂言よりも柔らかく、全体に日本語の温かみも感じられる良い演目でした。客席もほぼ満席立ち見の方も多く盛況でした。演るのも気持ちの良いものですが、観る方も鳴り物囃子に合わせた能衣裳での謡い仕舞は大いに癒されます。
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『砧』お披き
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『犀龍小太郎』前場
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『犀龍小太郎』後場
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